
グリップ交換は“最小コストで最大の効果”が期待できるチューニング。滑りやムラをなくし、再現性と方向性が上がります。
劣化したグリップは握力を奪い、余計な力み→フェースの開閉ブレ→ミスヒットを招きます。雨や汗の季節は差がさらに顕著。
サイズを手に合わせて“ほんの1〜2層のビルドアップ”を行い、表面が適度にタッキーな素材へ替えるだけで、同じスイングでも打ち出しとスピン、左右ブレが安定します。
いまの状態をチェック→自分に合うサイズ×素材×テクスチャを選ぶ→工房 or DIYで一気に入れ替え。この記事で手順とおすすめまで一気通貫で解説します。
交換のサイン|この症状が出たら替えどき
下のチェック項目に2つ以上当てはまれば、交換がベストタイミングです。
- 指の当たる部分がテカテカ/溝が消えている
- クリーナーで拭いても吸い付き感が戻らない
- 雨・汗で滑る→ラウンド中の握り直しが増えた
- 白く粉吹き/硬化、ひび割れや欠け
- 使用頻度の目安:週1練習+月2ラウンド=6〜9か月、ライト層=12〜18か月
2つ以上当てはまれば即交換。“気づいた時が替えどき”です。
成績への影響|グリップで変わる4つのこと

グリップが変わると、次のポイントでプレーに効いてきます。
- 握力配分:細すぎ→手が走りやすくフック傾向/太すぎ→リリース抑制でプッシュ・スライス傾向。
- フェース管理:表面の“滑りにくさ”がインパクトの再現性を支え、打ち出し方向が安定。
- テンポ:重量が軽いとヘッド効きUP(SW上昇)、重いと落ち着きやすい(SW低下)。
- 疲労:クッション性と硬度の相性次第で手首・肘の負担感が変わります。
スイングウェイトの目安
- グリップ側±4〜5g ≒ SW∓1ポイント
- ヘッド側±2g ≒ SW±1ポイント
- 長さ+0.5inch ≒ SW+3前後
失敗しない選び方(サイズ/素材/テクスチャ/重量/形状)
1) サイズ(太さ)
“手に合わせる”が最重要。 下は目安です。
自分の手に合う太さは、下の目安から当てはめましょう。
| グローブサイズの目安 | 推奨グリップ |
|---|---|
| 21–22cm(小さめ) | アンダーサイズ / スタンダード(0.58を薄め巻き) |
| 23–24cm(一般的) | スタンダード |
| 25–26cm(大きめ) | ミッドサイズ(またはスタンダード+テープ1–2層) |
| 27cm以上/手が厚い | ジャンボ(またはミッド+テープ増し) |
セルフ診断:アドレスで中指先と手のひら“生命線”が軽く触れる程度が基準。
2) 素材・テクスチャ・形状の考え方
素材ごとの違いは次の早見表が分かりやすいです。
| 種類 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|
| ラバー(ノンコード) | バランス型。扱いやすく価格安定 | 初交換、オールシーズン |
| コード(フル/ハーフ) | 雨・汗でも強グリップ | 夏・高湿度/手汗多め |
| ポリマー/エラストマー | ソフト&吸い付き、振動減衰 | 手首肘に優しく握り軽め |
| ラップ(巻き) | 手当たりがマイルド、疲れにくい | 長時間ラウンド、練習量多い |
| 形状:ラウンド | 握り替えの自由度高い | フェード/ドロー打ち分け派 |
| 形状:リブ(ガイド) | 握り位置の再現性UP | 構えを毎回同じにしたい |
3) 重量の目安
重量は振り心地とスイングに直結します。基本は以下の考え方で。
- 軽量:ヘッドが効く→初速感UP、ただし暴れには注意
- 重量級:テンポ安定・左ミス抑制に効くケースあり
用途別おすすめと“指名買い”比較表
モデル名は代表例。同系統の設計思想で各社に類似品あり。価格は目安(変動あり)。
目的が決まっている人は、下の比較から最短で選べます。
| 用途/狙い | 代表モデル例 | 触感/硬さ | 想定価格帯 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 基準にしたい定番 | ツアーベルベット系 | 標準/中 | ¥1,200〜¥1,800 | 迷ったらコレ。耐久とタックのバランス |
| 雨・汗に強い | コード系(MCC/TV Cord等) | ドライ/やや硬 | ¥2,200〜¥3,300 | 夏・梅雨の安心感。ハーフコードは当たり優しめ |
| ソフトな吸い付き | IOMIC Sticky/NO1 48/50 | しっとり/柔 | ¥2,200〜¥3,300 | 手首・肘の負担軽減とフィット感 |
| 軽量で走らせる | 軽量エラストマー系 | 軽/中 | ¥1,600〜¥2,500 | SWが上がりやすい。番手統一厳守 |
| 太めで暴れ抑制 | ミッド〜ジャンボ+ALIGN系 | 標準/中 | ¥2,000〜¥3,300 | リブでアライメント安定、左ミス減に効く人が多い |
| パターの再現性 | SuperStroke系/フラット面 | ソフト/重量多様 | ¥3,000〜¥6,000 | ストロークタイプに合わせ断面と太さを選ぶ |
交換は「工房」か「DIY」か
仕上がりの安定なら工房、コスパ重視ならDIY。違いは次の通りです。
¥300〜¥600/本(セールで0円も)/13本で30〜60分。
一直線装着・層の均一・溶剤処理が安心。
コスパ最強。
番手間の太さ統一とアライメントに注意。
エア式なら溶剤少なく再装着もしやすい。
用途別おすすめグリップ(編集部ピック)
- オールラウンドの定番:ツアーベルベット系(各社)
「迷ったらコレ」の基準機。タッキー×耐久のバランス。 - 雨・汗でも強い食いつき:コード系(例:MCC/Tour Velvet Cord)
夏場や高湿度ラウンドで真価。ハーフコードは手当たりも良好。 - ソフトで吸い付く:IOMIC Sticky / NO1 48/50
心地よいタックと発色。手首肘の負担軽減にも好相性。 - 軽量でヘッドを走らせたい:軽量エラストマー系
初速を感じやすく、振り抜き◎。SWに影響するため番手間で統一を。 - 太めで手の暴れを抑える:ミッド〜ジャンボ+ALIGN(ガイド)
リブの“向き”で構えの再現性UP。右左の打ち出しが落ち着く人が多い。 - パター:SuperStroke系/フラットフロント
ストロークタイプ(SBST/アーク)に合わせ断面形状と太さを選択。
購入前チェックリスト
- 手のサイズに対して太すぎ/細すぎになっていないか
- 季節(夏の汗・梅雨・冬の硬さ)と相性は?
- 全番手で同じモデル・同じ層数で統一できるか
- SW(スイングウェイト)変化の影響を見込んだか
- リブ有無と“向き”はスイングイメージと合うか
- 予備1〜2本を同時購入(次回の早期交換に便利)
最新価格と在庫をチェックする
・オールラウンド系を見る
・雨・汗に強いコード系を見る
・ソフト&軽量系を見る
・パターグリップを見る
FAQ
迷いがちなポイントは、先にここで解決しておきましょう。
まとめ|“グリップを替えるだけ”でショットは変わる
大事なところだけ、下でサクッとおさらいします。
- サインが出たら即交換。サイズ×素材×形状の最適化がカギ。
- SWとテープ層まで意識すれば、打ち出し・左右ブレが整う。
- 工房なら速くて確実、DIYならコスパ◎。自分のスタイルで。
- まずは1本テスト→セット入れ替えが失敗しない王道ルート。
よく使う番手(7I or ドライバー)をテスト交換 → 感触OKなら全番手統一。いまの季節・手汗量に合わせて最適を選びましょう。
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