
【著者】ゴルフ歴10年・年間40ラウンド・ベストスコア76
パターはスコアに直結するクラブなのに、選び方が一番あいまいになりやすい道具だと思っている。
ドライバーはスペックで選べる。アイアンはグラインドや打感で選べる。でもパターは「感覚」という言葉で片付けられてしまうことが多い。「感覚で選んでいい」と言われると、何を基準にすればいいかわからなくなる。
実際には、パター選びには判断の軸がある。「ストロークのタイプ」と「フェースインサートの感触」、この2点を先に整理してから選ぶと、後悔が大幅に減る。
【最初に決めること】ブレードかマレットか
パターの形状は大きく「ブレード型」と「マレット型」に分かれる。見た目の好みで選んでいい部分もあるが、自分のストロークタイプと合わせる方が長く使い続けられる。
ストロークが弧を描く(インサイドイン)タイプ。小さい動きで打ちたい・感触を重視する・上級者ライクな見た目が好き。ヘッドが重心よりトウ側に傾く「トウハング」設計が多く、インサイドインのストロークと相性が良い。
ストロークが直線的なタイプ。方向性を安定させたい・フェースバランス(フェースが真上を向く)のパターを好む。慣性モーメントが高く、オフセンターヒットでも方向のブレが小さい。
「自分のストロークがどちらか分からない」という方は、試打で両方を打ち比べてほしい。構えたときの安心感と、打ったあとのボールの転がりでどちらが合うかは意外とすぐわかる。
2026年おすすめモデル
【オデッセイ ホワイトホット OG】定番の打感・ブレード型の基準点
パターで迷ったときに最初に試打してほしいモデルだ。
「ホワイトホット」インサートはオデッセイが長年にわたって改良を重ねてきたフェース素材で、ソフトでありながらフィードバックが手に届く絶妙な打感が特徴だ。ホワイトホット OGはその感触を現代の設計に落とし込んだモデルで、「昔のオデッセイの打感が好きだった」というゴルファーから高い評価を得ている。
ブレード型(#1・#2)とマレット寄りの形状(#5・#7)など複数のヘッド形状があるため、同じインサートの打感を確認しながら自分に合う形状を選べる。入門としても、長く使うパターとしても、コストパフォーマンスが高い選択肢だ。
- 価格
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¥15,000〜¥25,000(税込・モデルにより異なる)
- 向いている人
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初めてパターを選び直す・打感を重視する・予算を抑えたい
【スコッティキャメロン ファントム 5.2(2025年モデル)】マレットの完成形
パターに6万円以上出す価値があるか。正直に言うと、「ストロークが安定してきてから」という条件付きで、ある。
スコッティキャメロン ファントムシリーズは、マレット型パターの中で最も完成度が高いモデルのひとつだ。2025年発売のファントム 5.2はアイビームスタイルのフレームにプラミングネックを組み合わせており、アドレスで目標に合わせやすい設計になっている。
打感はスチールミルド特有のソリッドな感触で、距離感が手に直接伝わってくる。インサートの柔らかさでボールを乗せるオデッセイとは対極の方向性だ。どちらが合うかは完全に好みだが、「インサートなしのパターを一度使ってみたい」という方には試打の価値がある。
価格は¥66,020〜。予算的にすぐには手が出なくても、試打だけでも受けてほしい。自分がどんな打感を求めているかが明確になる。
- 価格
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¥66,020〜(税込)
- 向いている人
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打感・フィーリングを最優先する・マレット型・予算を惜しまない
距離感を合わせることの方が先
パターを替える前に、一度考えてほしいことがある。
「今のパターで距離感が合っているか」だ。
ショートパットの方向性は道具で改善できる余地がある。でも中長距離のパットでの「3パット」は、道具より感覚とルーティンの問題であることが多い。新しいパターを買っても、距離感のキャリブレーションができていなければ同じ結果になる。
「10メートルのパットを1.5メートルのサークルに止める」という練習を繰り返すだけで、3パット数は減ることがある。パターを替えるなら、そのあとにした方が「替えた効果」が分かりやすい。
パター選びで確認する3点
グリップが太いと手首の動きを抑制し、ストロークが安定しやすい傾向がある。細いグリップは感触が伝わりやすく感覚派向けだ。ピストル型・太めのミッドサイズ・スーパーストロークなど選択肢が多いため、グリップ交換は気軽にできる調整として活用してほしい。
標準は33〜35インチで、身長・前傾角度によって合う長さが変わる。アドレスで腕がぶら下がって自然に構えられる長さが基本だ。試打のとき意識して確認してほしい。
パターには標準で2〜4度のロフトがある。ボールは打ち出し直後に少しだけ浮くため、この順ロフトが転がりを安定させる。ロフトが少なすぎるとボールが跳ね、多すぎると浮いてから転がる。試打で転がりを目で確認するのが最も確実だ。
よくある質問
まとめ:まず試打して「転がりが気持ちいい」を探す
パター選びの正解は「打ったときのボールの転がりが気持ちいい」と感じるモデルだ。スペックや価格より、その感覚が一番の基準になる。
打感・コスパ重視・ブレード入門 → オデッセイ ホワイトホット OG(¥15,000〜)
マレット・フィーリング最優先 → スコッティキャメロン ファントム 5.2(¥66,000〜)





