
著者:タック|ゴルフ歴10年・年間40ラウンド・ベストスコア76・現在使用中:ボーケイSM10 52°/58°
SM11が出たあと、SM10の中古相場が下がった。
手元のSM10を使いながら「これを今買うとしたら、いくらが妥当か」を考えた。結論から言うと、2026年現在のSM10中古市場は、ウェッジ選びの入口として悪くない選択肢になっている。ただし「安いから」だけで選ぶと失敗する。グラインドを間違えれば、何円で買っても意味がない。
この記事は、SM10を実際に使っている立場から、今の中古相場と「買っていい人・やめた方がいい人」を正直に書く。
今の中古相場(2026年5月時点)
SM10の中古単品価格は、GDO・ゴルフドゥ・つるやゴルフ等の流通を見ると以下の帯域に集まっている。
| 状態 | 価格帯(1本) |
|---|---|
| AB〜A(使用感少) | ¥18,000〜¥22,000 |
| B(使用感あり・グルーブ健全) | ¥13,000〜¥17,000 |
| BC以下(グルーブ摩耗・傷あり) | ¥8,000〜¥12,000 |
定価は¥27,500(税込)なので、AB〜A品で約35〜40%オフ、B品で約40〜50%オフになっている計算だ。
比較として、SM11の新品は¥24,200〜¥27,500。SM10のA品を1本¥18,000〜¥20,000で買うと、SM11新品より1本あたり¥5,000〜¥9,000安い。2本セットで揃えれば¥10,000〜¥18,000の差になる。
【SM10を今買う価値があるか】正直な評価
SM10を2年近く使っているが、SM11への買い替えを検討した時期がある。
試打した結果、替えなかった。
SM11とSM10のグラインド設計は根本的に同じ思想を引き継いでいる。SM11で変わった点は主にフェース素材の最適化と仕上げの精度だが、「手から感じる打感の差」は正直言って小さかった。使い慣れたSM10の方が、今の自分のスイングに馴染んでいる感覚が強かった。
軟鉄鍛造のウェッジは、スチールシャフトと組み合わせた場合、正しくメンテナンスすれば打感は10年経っても変わらない。経年劣化でフェース性能が変化するクラブではない。変化するのはグルーブの摩耗だけだ。
つまり、グルーブが健全なA〜B品のSM10を今買うことは、SM11新品を買うのと打感・操作性でほぼ同等のパフォーマンスが得られる可能性が高い。
【SM10の6グラインド】自分はどれを使っているか
SM10もSM11と同じF・M・D・T・K・Sの6グラインド構成だ。
私は52°をFグラインド(12°バウンス)、58°をMグラインド(8°バウンス)で使っている。
52° Fグラインドを選んだ理由
ギャップウェッジとして使う52°は、フェースをスクエアに使う場面がほとんどだ。ラフからの脱出・バンカー手前の寄せ・フェアウェイからのフルショット。バウンスが大きめのFグラインドが芝への食い込みを防いでくれて、ミスの範囲が広い。
58° Mグラインドを選んだ理由
バンカーとアプローチの両方を一本でこなすために、汎用性の高いMグラインドを選んだ。フェースをスクエアにも開いても使える設計で、「どのライからでも同じ動きをしたい」という自分のイメージに合っている。
グラインドを間違えたことも過去にある。初めてのボーケイでDグラインドの58°を選んだとき、バンカーで刺さることが増えた。フェースを開いて使う技術が当時の自分には足りていなかった。中古でDグラインドを安く買っても、使いこなせなければ意味がない。
中古SM10を買うときの確認ポイント
- グルーブの摩耗を必ず確認する
-
ウェッジのグルーブは使用とともに摩耗し、スピン量が落ちていく。目安として、フェース面のエッジが立っているかどうかを確認する。BC品以下でグルーブが丸くなっているものは、見た目が綺麗でもスピン性能が大幅に落ちている場合がある。
- ネックの曲がり(ライ角の狂い)を確認する
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ウェッジのグルーブは使用とともに摩耗し、スピン量が落ちていく。目安として、フェース面のエッジが立っているかどうかを確認する。BC品以下でグルーブが丸くなっているものは、見た目が綺麗でもスピン性能が大幅に落ちている場合がある。
- シャフトを確認する
-
純正ダイナミックゴールドのSMシリーズは、シャフトの信頼性が高い。ただし中古の場合、リシャフトされているものもある。純正シャフトのままの方が、スペックの把握がしやすい。
【SM10中古 vs SM11新品】どちらを選ぶべきか
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 初めてボーケイを使う・グラインドを試したい | SM10中古(B品以上) |
| 最新フェース技術・仕上げの精度を求める | SM11新品 |
| 予算を抑えながらスコア80台を目指す | SM10中古(A品) |
| 競技参加・プロスペックにこだわる | SM11新品 |
| すでにSM9以前を使っていて買い替えを検討 | SM11新品かSM10中古どちらでも |
「SM10中古を1本買って合わなければ損失が小さい」という入門としての使い方は合理的だ。ボーケイが初めての方にとって、中古SM10は「グラインド選びを学ぶための実験台」にもなる。
【まとめ】SM10中古は「正しいグラインドを選べれば」買い時
2026年現在、SM10のA〜B品中古は1本¥13,000〜¥22,000の帯域にある。SM11新品との差額は1本あたり¥5,000〜¥15,000。2本揃えれば¥10,000〜¥30,000の差になる。
軟鉄鍛造ウェッジはグルーブが健全であれば性能が落ちない。SM10はSM11と同じグラインド設計思想を持つモデルで、「一世代前だから劣る」という性格のクラブではない。
ただし、どのグラインドを選ぶかを間違えると、何円で買っても結果は変わらない。SM10中古を検討する前に、自分のスイングの傾向(ダフり方向・フェース開閉の有無・よく使うライ)を把握してから選んでほしい。
グルーブ健全なA品・正しいグラインド → SM10中古で十分
最新フェース技術・競技スペック → SM11新品
よくある質問





